MISOGI EP

Grapevine MISOGI EP歌詞
1.MISOGI

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

高々掲げた たかが戯れ言が
糞みたいなロックンロール
叫びたい衝動のサウンド
踊りたい檀那のお耳を拝借

鐘を打ち鳴らせ
愛の教えと禊説法
禊説法 オンザロード
阿漕結構
馬に念仏よりありがたいぜ

袈裟懸けのマイギター
額にはサード・アイ
罰当りなロックンロール
溢れ出す両手の業
布施に頼らずとも極上のセッション

煩悩を数えて
侘寂添えて禊説法
釈迦に説法 インジエア
メクラ滅法
だけに体調維持欠かせないぜ

鐘を打ち鳴らせ
浮世 肴にして
魂 掻き鳴らせ
ひとつになるのさ
禊説法
禊説法 オンザロード
禊説法
阿漕結構 インジエア
お釈迦に説法
禊説法 フォーザピープル
メクラ滅法
まだまだテイクイットイージー
さあここから


2.ONI

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

さあ目を醒まして さあ聞かせてくれ
影を纏ったあわれな取り替え子

風を宿して 雨に躍って
闇を喰らって腹を満たしていた

このざまに二言は無い
貴様らに異存は無い
ただ這いつくばって息を殺して
次を狙ってんだ

誰にもわからない
何も聞こえないさ
誰にもわからない
鬼の子だったってよ

羽を手にして呵々と笑って
我に返って因果応報とは

このざまに二言は無い
貴様らに異存は無い
どうせ夢を見たって
夢を散らして荼毘に付すまでは

そう見る前に跳んだら
二度と戻れない
仇になるつもりなんだ
すべて失っても

さあ目を醒まして さあ行かせてくれ
這いつくばって息を殺して
次を狙ってんだ

そう見る前に跳んだら
二度と戻れない
仇になるつもりだった
鳥になりたくても

誰にもわからない
何も聞こえないさ
誰にもわからない
鬼の子だったってよ


3.SATORI

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

やがてぼくらは越えてゆくだろう
冬の吐息も夏の陽炎も

悲しい記憶の蓋が開いたら
この手必要かい この手

ふれても ふれても
遠く離れていた
何度も ほら何度でも
涙こぼれ落ちた

眩しい色彩も石のような空も
見つめあうことさえも越えてゆくだろう

凍えていた夜明けを
今もう一度この手で

ふれたら ふれたら
何か変わるならば
何度も ほら何度でも
明日を願うならば


4.ANATA

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

花は散ってゆく
季節は去ってゆく
立ち止まっていた私一人が

街は私を包んではくれない
行き交う人は皆満たされていて
目を閉じて呪うわ

目を開ければ あなた
あなたが笑っていたのに
あの日のまま止まったあなたの姿も
やがて消えるのでしょう

想い出がいっぱい
ごろりごろりと
交わした約束と去年の二人が
灰皿で燃えるわ

描いたのは あなた
幸せとかそんなのじゃない
あの日のまま止まったこの部屋の中で
また朝を迎えて

目を閉じれば あなた
面影も夢も
やがて消えるのでしょう


5.YOROI

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

さらっとそう云ったろ
目一杯いやなふうに
この景色の中ただひとつ
不可解な要素だとかなんとか

俺はアルマジロ
丸くなって眠る
存在と無と時間とが
かくも細部まで宿り給う

祀り上げろ 担ぎ上げろ
アルマジロを
アルマジロを
花も恥じらうアルマジロを

マトラカになる前に
アル・メギドを目指して
来たるべき最後の決戦に
備えて甲羅に隠れよう

善と悪とをわきまえてても
アルマジロ
アルマゲドン
あるまじきカルナバル
世も末

善と悪とのどちらか一方
弱りだしたら祀り上げろ

アルマジロを
アルマジロを
あるまじきアルマジロを
カルナバル


6.RAKUEN

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

子供達の願いはどこか遠くの歌になった
人々は天に怯え壁を積み上げて

叶ったのは 叶ったのはどの夢
決まっていたカタストロフのような
探していた 探していた答えも
見失うのはここがエデンだから

刻まれる轍の上
人々は身を寄せ合った
向こうの方で燃えていた炎を遠ざけて

終わったのは 終わったのはどの夢
燻っていたカタストロフのような
ただひとつの たったひとつの世界を
信じていた ここがエデンと

きみは丘に立って
空に手を拡げて
星さえも掴んで
何も知らぬままで

叶ったのは 叶ったのはどの夢
決まっていたカタストロフのような
探していた 探していた光を
見失うのはここがエデンだから